おひさしぶりです。
期初・期末の忙しさで投稿をさぼりぎみのあるふぁです。
今回は、Apple Vision Proのバッテリー駆動時間が伸びるかもしれない技術にUS2023/0300285が開示されていましたのでご紹介。
そもそもApple Vision Proとは何か?
VRヘッドセットなどと構造は同じですが、両目に表示されるのは(カメラで取り込んだ)現実空間の映像とバーチャルなモノを合成させたような映像です。既存のXRデバイスでは「パススルーMR(Passthrough Mixed Reality)」と呼ばれるものです。
基本操作では、リモコンやコントローラーを使わず、他のVRやARのデバイスであるように腕を上げて眼の前で操作する必要もありません。視線でメニューを選択し、両手でつまむような操作で”決定”したり、同じく指でつまむような操作でディスプレイの拡大したり、メール添付ファイルの移動したり、ができます。また、音声入力にも対応しています。
OSは専用の「visionOS」を搭載。本体にスピーカーが内蔵されており、イヤホンは必要ありませんが、動画では「Airpods」との併用も確認できます。また、MacやiPad、Airpods Proなどで導入された「空間オーディオ」を採用しており、ユーザーを取り巻くようなサウンド体験ができるとのことです。
確かに高機能で新しい体験ができるデバイスですが、問題は、電源はコンセント給電を基本とし、バッテリーパック給電では連続稼働時間はたったの2時間のみ・・・。
これは物足りない・・・(´・ω・`)
今回の技術は、これに対応するものでもともとの視線センサーを使って、注視している領域としていない領域を割り出し、注視位置は、注視位置に最も近い仮想コンテンツの部分が利用可能な最高解像度でレンダリングされる一方で、注視位置から遠ざかるにつれて仮想コンテンツの部分がより低い解像度でレンダリングされるようにするものです。
また、発明の明細書の中には解像度だけでなく、フレームレートを落とすことも記載されていました。

これにより、計算処理を減らし、電力消費量を節約することができます。
この技術を使って、2時間の稼働時間がさらに伸びるとより使いやすくなると思うのですが・・・
がんばれ!Apple!
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