メタバースには 耳栓型イヤホン が当たり前になる?
MetaからはMeta Quest 3やRay-Ban Metaスマートグラスなどのメガネ型端末がすごい勢いで発表されています。
一方で、イヤホンまわりは全くなかったのですが、特表2023-543562に Metaが将来発売する可能性のあるイヤホンのヒントになりそうな技術が公開されていたので、紹介します。
この特許では、耳の外耳道内(要は耳の穴の中)に完全に収まるインイヤーデバイスに関するものです。

図面を見るとわかるように、本体外部にクッション材のようなものが付けられていて、まさに 耳栓型イヤホン というのが最適な見た目をしています。
また、非常に小型!

その特徴としては、外部用にマイクを設けるとともに、内部用(内耳方向)にもマイクを設けた点。
耳栓型にすることで外部用マイクは比較的大きくなっており、それによりヒアスルー性能を高められるようです。すなわち、このイヤホンはつけっぱなしでいいということですね。
また、内部用マイクがあることで、聞こえ方をヘッドセット内のオーディオシステムにフィードバックして、これを調整できるということです。

小型の耳栓型イヤホンではイヤホン単独での運用は考えおらず、ヘッドセットやスマートグラスが存在することが前提になっていることがわかりますね。
また、ちょっとだけ疑問だったのは、これらの図面では、電源についてほとんど言及がなかったこと。
この大きさだとバッテリーは乗せられないと思うのですが、まさか無線給電とかになるんでしょうかね?

図面の位置関係だと無線給電もあるのかな?と期待しちゃいますね。
どちらにしても今回の 耳栓型イヤホン は現在のワイヤレスイヤホンとは設計しそうがかなりかけ離れているので、非常に面白い。
Metaのデバイス開発には今後も目が離せない!
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