Android Headlineによれば、SamsungのExynos2600プロジェクトは順調に進んでおり、Galaxy S26シリーズへの搭載の可能性が高まっているとのこと。
https://www.androidheadlines.com/2025/03/samsung-sets-team-entirely-focused-on-galaxy-s26s-exynos-2600.htmlSamsungは3nmプロセスを用いた自社製チップであるExynos2500について、歩留まりの悪さが原因でGalaxy S25への搭載を諦め、Snapdragon 8 Eliteを採用するはめになっています。
これに対して、Samsungとしては専門のタスクフォースを設けたうえで、Exynos2600の立ち上げを進めているようです。Exynos 2600は2nmプロセスを用いる点で、Exynos 2500よりも技術的ハードルが高いにもかかわらず、2月に行われた最初の試作において20%もの歩留まりを達成しています。なお、Exynos 2500の歩留まりは最低の状況で10%程度であったことを考えれば、初期試作で20%の歩留まりを記録していることは極めて良い状況であると言えます。
なお、Exynos2600がGalaxy S26への採用が可能になれば、チップのコストを押し下げるだけでなく、2nmプロセスの製造ラインの立ち上げの成功によるNVIDAやQualcommへのチップ供給が可能になる点で大きなマイルストンになりそうです。

スマホ大手がそれぞれ自社設計のチップを持つ中でSamsungも遅ればせながら自社チップへの切り替えに成功する可能性が高まってきましたね。
Exynos2600の性能がどれほどかが気になるところ…。
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